死んだはずなんですが…

そこに寝転がって昼寝してたのは母だった。

いつぞやの穏やかな表情。

自然と普通に接している自分がそこに居た。

 


何か違和感!

たしか確実に火葬して骨拾いもし、一周忌の日にお墓へ納骨したよな?

 

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母は言う『あれ無かったことになった』

と、意味不明な事を言いながら笑ってた。

『だから大丈夫』だと。

そして元気だったころの普段通りに生活している。

 

肉体は既にこの世に無いし、

どうなってんの?

俺、霊感あったのかな?

複雑だけどホッとしながら脳内大混乱。

 


過去の記憶と違い、四六時中とても穏やかな母…

 

 

 

そとのき電子音が聞こえてきた。

朝だった。

何だか温かさを感じる夢だった。

 


母の祥月命日が過ぎた母の誕生日の朝だった。

 

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母は何が言いたかったのだろう。